以前まで「移住」といえば、セミリタイアしたシニア層が第2の人生を過ごす際の選択というイメージが一般的でした。
しかし、働き方が昔と比べて変わってきたこともあり、働き盛りや子育て世代の若い人々が移住を考えるケースが増えています。
ただ、暮らしは旅行や観光とは違い、長く生活していく場所になるため、「ただ住みたいから」という理由だけでは失敗しやすいです。
移住先の住む家・仕事・通勤手段・買い物・子どもの学校・病院など、生活において必須な要素が揃っているのかを考えなければなりません。
また、土地ごとの雰囲気や風習などの違いもあるため、自身に合う場所であるかどうかを現地で確かめることが大事です。
そんな時におすすめなのが「お試し移住」です。
実際に現地に行き、住み心地や環境をしっかり確かめることができます。
自治体によっては、宿泊体験型や、ツアー型、職業体験型など色々なプランを準備しているところもあります。
宿泊体験型では、短い期間滞在してその土地の良さを体感することが可能です。
ツアー型では、移住先の買い物や病院など、生活するにあたり必要な施設を案内してくれる場合が多いです。
さらに、職業体験型のお試し移住もあります。
農業や漁業、林業などその土地で盛んに行われている仕事の就労体験ができます。
移住後の職業は、生活する上で最も大事なことになってきます。
その体験を通して、移住後の生活や人間関係などをよりイメージしやすくなります。
そんな就労体験ができるのは、大変ありがたいことだと言えるでしょう。