近年、地方への移住を検討している人々が増加傾向にあります。
リモートワークになって通勤の必要が無くなったことなども影響しているようです。
しかし、漠然と「地方でのんびり暮らしたい」という理由だけで移住してしまうと、現実は厳しいものになります。
まずは「なぜ移住したいのか」「移住先で何を実現したいのか」という目的をはっきりさせる事が必要です。
その時の感情や勢いで実行してしまうのは禁物です。
特に家族がいる場合は、周囲の人の未来も大きく変えてしまうため、慎重になる必要があります。
働き先や子どもの学校や受験、進路にマイナスな影響が無いかも考えなければなりません。
移住するにあたっては、予め移住先で仕事を見つけて実行することをおすすめします。
地方は都会に比べて求人が少なく、給与も安い傾向にあります。
また、都会に比べて交通の便が悪い場合も多いため、通勤手段についても考えておく必要があるでしょう。
そして「暮らしていく家をどうするのか」というのも大きな問題です。
地方は都会に比べて安い賃金で部屋を借りられる上、家を購入する場合にも価格は安くなる傾向にあります。
さらに自治体によっては、空き家バンクなどを活用し移住者に低価格、または無料で提供してくれるというシステムもあります。
ただ、長い間空き家になっていた場合、リフォームが必要になる場合も多いため、修繕費用についても事前に確認しておきましょう。
安定した移住生活を送るには、金銭面で困らない状態を作ることが大切です。
生活の基盤となる住まいと仕事をきちんと決めた上で、移住ライフをスタートさせるようにしましょう。